キャリアコンサルタントの●●です。
私自身も悩んだことがあります。
「会計事務所・税理士事務所の業種・職種は何なのか?」
調べてみると「サービス業」だったり「事務」だったり「専門職」だったり・・・よく分かりません。
結論から言うと、明確な定義がないのです。
つまり、状況によって使い分けなければならないのです。
そこで本記事では、どのような状況で業種・職種をどう使い分けるのか解説します。
想定読者
- 就職先として、会計事務所・税理士事務所を検討している方
- 現在、会計事務所に勤務されている方
転職サイトなどで会計事務所を探す際や、所属している会計事務所の業種を記す必要がある際は、ぜひご参考ください。
各種団体での、会計事務所・税理士事務所の「業種」「職種」の分類
各種団体では、次のように分類されています。
ということで、公的には広く「サービス業」に分類されることが分かります。
「サービス」とは職務としての役務提供をいいますから(Oxford Languagesより引用)、イメージとは異なるかもしれませんが、定義には合致します。
私も、あえて自分の職業をぼやかしたい場合には「サービス業です」と答えています。
いま会計事務所に所属されていて、所属している組織の「業種」「職種」を求められたような場合には、「サービス業」と記しておけば問題はないでしょう。
転職サイト・求人サイトでは、細かく分類されている
例えば、会計事務所に強い転職エージェント3社では、次のような分類をしています。
- ジャスネットキャリア:「監査・会計・税務・コンサルティング」
- REXアドバイザーズ:「会計事務所・税理士法人」
- MS-Japan:「会計事務所・監査法人」
会計事務所に強いという事もあり、かなり細かく分類されています。
余談ですが、細かな分類をしている転職サイト・転職エージェントほど、多くの求人を有している傾向にあります。
会計事務所への転職を考えている方は、一般的な求人サイトよりも、このような専門的な転職エージェントを使うべきです。
逆に、会計事務所を広く「サービス業」と区分しているような転職サイト・求人サイトは、あまり使うべきではありません。
会計事務所・税理士事務所の「業種」「職種」まとめ
まとめです。
- 公的機関などで会計事務所の「業種」「職種」を求められた場合:「サービス業」でOK
- 転職先として会計事務所を探す場合:「サービス業」という区分しかない転職サイトは使うべきでない
以上です。
広く一般的には「サービス業」に区分されるものの、転職先を探す際には、細かい区分で紹介してくれるサイト・エージェントを使いましょう。